極真空手による青少年教育「礼節・心を鍛える」ことを重視します。

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自然体:自然の理に学び 自己に徹し 他者を尊重する

現代人は人間の作った社会システムに触れることが多く、生まれながらの自然体を忘れがちです。
今回は本来の自然体と後天的な人工体の比較をしてみます。

本来の自然体と後天的な人工体の比較一覧

本来の自然体 後天的な人工体
人格 愛する人間(相手の態度は関係ないので不動心) 愛される人間(相手に態度に依存するので悩みやすい)
人生の目的 感動したい、認めたい、自身のありようの向上
共存共栄で賢者(調和)を目指す
感動させてほしい、認められたい、評価されるための手段の獲得
優越感&現実逃避のための刺激を獲得
弱肉強食で勝者目指す
幸福感 ありとあらゆるものに感動したい ありとあらゆるものに評価されたい(成績・優勝・金持ち・上へ・高く)
能力 関心、感覚(内観)、知性 野心、やり手、知識
人間像 鑑賞主体⇒感動したい 行動主体⇒評価されたい、ほめられたい
人間関係 自己に徹する、相手の自主性優先 相手に干渉、一体感を求める、集める・集まりたがる
態度 相手によって時間、場所、公的・私的、立場で変わらない
すべてを尊重
相手によって時間、場所、公的・私的、立場で変わる(客はえらいと勘違い)
重要と思うもののみ尊敬
行動 時間概念優先
行動・動作が楽しい、存在が気持ちいい
結果(成功・失敗)にこだわらない
空間概念優先
結果を期待して、行動は実現のためにつらい
結果に翻弄される
未来観 願って、不確定なのでわくわくする
目的を願う(~できたらいいな)
常に未来に願いがあり、その目的にいざなわれて今があるので健やか
絶対実現すると決めて、達成ノルマになる
目的を決意(必ずする)
過去の蓄積と今の頑張りが主で、その結果未来が開けると苦しい
過去観 過去は記憶であって自分自身でないのでフーン程度 過去は自分と一体なので、栄光ならば浸る、落ち度ならば反省・後悔、傷ならば恨み
日常 感動と気づきの連続で楽しい 日常と違う大きな刺激がないとつまらない、不満になりやすい
私を主語としない、さわやか 私を主語として、被害者意識
世界観 私は自然の一部で社会生活はサブ、私とあなたは明瞭に別 私は社会人でたまに自然にふれる、私とあなたの関係はあいまい
運動 生命活動、日常生活すべて運動 スポーツや体操などの特殊な行動
学び わからないことが好き 面倒くさい
会話 答えを求めない疑問形
言葉を相手にぶつけず相手の返事/聞くの自由を尊重
答えを求める疑問形か意見の主張
相手にぶつける、とどける、きかせる、相手の返事/聞くを要求(読み聞かせ)

自然体に関する偉人の言葉

■論語
和而不同←→不和雷同
■ゲーテ(ドイツの詩人)
自分の心を扱えぬ者に限って、とかく隣人の意志に干渉したがるものだ。
■相田みつを
親切と言う名のおせっかい、そっとしておくおもいやり
■デール・カーネギー (米国の実業家)
やるべきことは、どの考え方が自分にとって自然であるかを見出し、その考え方に従うことだ。
■トルストイ(ロシアの小説家)
別の人間に仕立てようというような不可能なことを、相手に要求してはならない。
■マザー・テレサ
主よ、私が空腹を覚えるときパンを分ける相手に出会わせてください。
ひまがなくなるとき時間を割いてあげる相手に出会えますように。
私が屈辱を味わうときだれかを褒めてあげられますように。

この記事の執筆者
杉原 政則
杉原 政則国際空手道連盟極真会館総本部手塚グループ副会長
極真空手東京本部本部長 極真空手五段
1963年生まれ、10代の頃より極真空手を始め、総合格闘技、護身術、合気道、柔術の門もたたき修行を重ねる。空手を手段とし青少年教育、人格育成を実現するために指導方法を模索、現在までに延べ1000名をこえる青少年を指導する。
家庭教師や塾講師など学習面での教育にも携わった経験を持ち子供向け学習道場も主催。知能教育主体ではなく知性教育を重視する。大人向けの「健やか教室」「子育て教室」も開催し、武道を通じての総合的な人間教育を志す。

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