極真空手による青少年教育「礼節・心を鍛える」ことを重視します。

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武道による教育とは

勝敗という結果がゴールではない

すくすく通信通巻13号掲載 2015年1月発刊

スポーツチャンバラ大会

昨年12月17日(水)にスポーツチャンバラ大会を開催いたしました。
武術には3つの間合いがあります。組み合った状態・素手で離れた状態・道具をもって離れた状態です。
武術はこの3つの間合いを習得することが基本となりますが、スポーツチャンバラは「道具をもって離れた状態」を稽古するには非常に有効です。
チャンバラと言いましても世界大会まである競技で外国人にも人気があります。安全面もよく配慮された防具と刀があり幼稚園児でも参加可能なほどです。10人対10人といった団体戦まであります。
杉原道場(さくらホール)でも稽古に取り入れており、今回はすくすく空手教室で試合を行いました。
スポーツチャンバラと言いましても、あくまでも武道の一環ですから、礼によって始まり礼によって終わります。礼を失する行為は、勝敗にかかわらず厳しく注意し減点します。

勝敗という結果がゴールではない

勝敗(対戦結果)が目的ではなく、その後の姿勢にこそ価値があると教えています。特に対戦相手や審判を尊重しえたのか、単に勝ち負けに一喜一憂して礼を失してしまわなかったかなどは、対戦の結果判定が出た後の姿勢に現れます。
そのため道場訓には
「勝つための努力は惜しまず、勝敗にはこだわりません。」
「結果ではなく、結果後の姿勢にこそ価値があることをしります。」
とあり大切に教えています。
実際の試合は、学年や体格を考慮して4クラスに分けて行いました。審判も3人制で子供たち自身でやっていますし、よくできていました。
大変よき大会ができました。参加してくれた子供たちやお手伝いしてくださっているスタッフの方々、応援してくださる多くの方々に深く感謝いたします。
各クラス優勝者を表彰すると共に、武道にかなう姿勢を示したMVPを2名表彰しています。MVPは空手教室スタッフ全員で決めています。
今年2月には昇級試験を実施する予定です。みえる級や段位以上に子供たちの人間としてのみえない本質的成長を願っております。

この記事の執筆者
杉原 政則
杉原 政則国際空手道連盟極真会館総本部手塚グループ副会長
極真空手東京本部本部長 極真空手五段
1963年生まれ、10代の頃より極真空手を始め、総合格闘技、護身術、合気道、柔術の門もたたき修行を重ねる。空手を手段とし青少年教育、人格育成を実現するために指導方法を模索、現在までに延べ1000名をこえる青少年を指導する。
家庭教師や塾講師など学習面での教育にも携わった経験を持ち子供向け学習道場も主催。知能教育主体ではなく知性教育を重視する。大人向けの「健やか教室」「子育て教室」も開催し、武道を通じての総合的な人間教育を志す。

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