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心身の基本動作を学ぶ

自然に歩く③:膝を引かず股関節を前に出す

年齢を重ねると、膝・腰を痛める日本人がたくさんいらっしゃいます。
以前にも書きましたが、まずは足指の浮指が原因と考えられます。
今回は今ひとつの原因、膝と股関節の動作について紹介したいと思います。

おそらくほとんどの人は「歩く機能」ということを学んだことがないかもかもしれません。
何らかの怪我や病気でもしない限り、歩くことがあまりにも当たり前の事だからだと思います。
歩くことが困難になって初めて気づくよりは、できるだけ早く「歩く」事のすござ、素晴らしさに気づけると良いと思います。

TVでは「腕を大きく振る」「歩幅を広げる」などダイエットには良いかもしれませんが、その反面かえって膝などを痛めやすい動作が言われています。

今回はその「歩く」場合の「膝」のありようです。
ほとんどの日本人はここが間違っています。
そのため
・膝を痛める
・歩いて疲れやすい
・足裏が固くなる、豆ができる
・お尻が下がって足が短くみえる
・足が遅い
・足がねじれる
・外反母趾
という症状が現れやすくなります。

どこが間違っているのでしょうか?
(誤)
①足が地面につく前に膝が伸ばす
②体より前に足をつく(足が地面に対して斜めにつく)
③膝を引いて体を前に出す(膝に負担)
(正)
①足が地面につく前に膝を伸ばさず膝下は脱力
②足が地面についても膝を引かない
③股関節が前へでる

足が地面についてから膝を伸ばす(引く)歩き方は、地面を蹴って歩いていることになります。
地面とケンカしている状態ですね。
特徴として靴の底が削られやすいです。

正しく歩けば靴底はほとんど削られませんし、かなりの時間歩いてもほとんど疲れません。
一見わずかの差のようにみえますが、結果はかなり違います。

膝の力が抜けて、まっすぐ足が地面につき、股関節を前に出す歩き方をすれば膝・腰お痛める事は少なくなると思います。
歩き終わった後、足が疲れるのではなく股関節を含む下腹がHOTになっていれば正解です。

この記事の執筆者
杉原 政則
杉原 政則国際空手道連盟極真会館総本部手塚グループ副会長
極真空手東京本部本部長 極真空手五段
1963年生まれ、10代の頃より極真空手を始め、総合格闘技、護身術、合気道、柔術の門もたたき修行を重ねる。空手を手段とし青少年教育、人格育成を実現するために指導方法を模索、現在までに延べ1000名をこえる青少年を指導する。
家庭教師や塾講師など学習面での教育にも携わった経験を持ち子供向け学習道場も主催。知能教育主体ではなく知性教育を重視する。大人向けの「健やか教室」「子育て教室」も開催し、武道を通じての総合的な人間教育を志す。

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