極真空手による青少年教育「礼節・心を鍛える」ことを重視します。

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武道による教育とは

心の成長には何が必要なのでしょうか?

心の成長には心の教育が必要

以前心の成長には心の教育が必要と書きました。
身体的な訓練が心を成長させるのではありません。
心には心にとって必要なことがあります。

もちろん心と体は関係していますから身体的な訓練が心に影響する部分はあります。
しかし、それに比して心の成長が体に及ぼす影響ははかりしれません。

悪い意味では心のストレスが病気を誘発することでもご理解いただけると思います。

したがって、見えない心の成長こそ大切なのです。

結局、学習もスポーツも仕事も心が伴わなければ発展できませんし、辛いものにしかなりません。
では、心の成長には何が必要なのでしょうか?

今回は、年齢別に心の成長段階を示したいと思います。
子供の成長段階を無視しては成長を促すことはできません。

心の成長段階と関わり方

子供の成長段階を大きく3 つに分けて考えます。
0 ~ 5・6 才位の幼児期、6・7 才~ 13・14 才位の青少年期、14・15 才~ 20 才位の青年期です。
その子によって成長スピードがちがうことは要注意ですが、おおよその目安としてください。
心は関係性の中で成長します。おおざっぱに言えば関係性を失うことで心は崩壊していきます。

幼児期はもちろん「親子関係」のなかで心が成長していきます。家族の愛情の中で心が満たされれば、自分自身の存在に誇りを持てるようになります。

さて、その段階の中でどのように関係を持てば良いのでしょうか?
○幼児期 :遊びの中で
○青少年期 :遊びの延長線上で
○青年期 ;より本質的・理性的な対象
ここで大切なのが青少年期(小中学生)は遊びの延長で学ぶというところです。
親や教育者側が焦ってしまうと時期尚早な青年期の教育をしてしまい、かえって向上心を失うなど弊害が出てしまいます。
どんな計算も、難しい漢字も、例えば「カードゲーム」に必要であれば放っておいても覚えます。
この時期、如何に「遊びの延長」で教えるかが教育者側の苦労すべきところです。

この時期に実る(目に見える成果の出る)教育ではなく、将来に実る基本的教育が必要です。
その為には親や教育者側の忍耐力と、本質的成長をみられる目が必要となります。

何よりも外から形にはめて成長させるのではなく、こども一人ひとりの内からの自律的成長力を信じてあげる大きな器が必要と考えます。

自律的成長力のない子供はひとりもいない事を信じてあげる事が大切です。

関心を持って干渉せず

道場ではこの言葉を大切に指導しております。

この記事の執筆者
杉原 政則
杉原 政則国際空手道連盟極真会館総本部手塚グループ副会長
極真空手東京本部本部長 極真空手五段
1963年生まれ、10代の頃より極真空手を始め、総合格闘技、護身術、合気道、柔術の門もたたき修行を重ねる。空手を手段とし青少年教育、人格育成を実現するために指導方法を模索、現在までに延べ1000名をこえる青少年を指導する。
家庭教師や塾講師など学習面での教育にも携わった経験を持ち子供向け学習道場も主催。知能教育主体ではなく知性教育を重視する。大人向けの「健やか教室」「子育て教室」も開催し、武道を通じての総合的な人間教育を志す。

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