極真空手による青少年教育「礼節・心を鍛える」ことを重視します。

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道場生の声

道場生の声:道場で教わったこと2

すくすく通信通巻26号掲載 2018年5月発刊

2018年2月7日に道場で昇級試験を行いました。
内容は筆記と実技です。
特に杉原道場では「心体のありよう」を重視しますので、どれだけ道場訓を理解し日常生活に生かそうとしているのかを大切にしています。

小学生ですから本質的な「心体のありよう」をすぐに理解し実践することは難しいのですが、記憶に残し心に刻み、将来に生かせる根となってくれればよいと思っています。

選択問題の他に自由に記述する箇所がありますので、今回はその部分から抜粋いたします。
読みやすいようにひらがなを漢字に変えていますが、文章は基本的にそのままです。なるべく重複しないよう選択しています。

通常多くの方が想像するような格闘技的な空手ではなく、心を学び成長させる稽古です。
自然に学び自然体を体得しその中から心の本来のありようを学びます。試合のための空手ではなく人生にいきる空手です。
子供たちの学びの力には驚くばかりです。


■昇級試験より抜粋-「空手道場」で教わったこと

【問題4】 道場で教わったことを、どんなことでも自由に書きなさい。

小学2年生

・自分中心ではなく相手中心にする
・自分中心ではいけない、優しく触れる
・回転運動をしない
・美しい言葉を使います
・自分が主役ではなく剣が主役で動作する

小学3年生

・崩し技で手を緩めることを教わった。
・達人は事前に争いを封じている人
・運動はイメージしてから動く
・夢を持つことより志を立てる方が先
・力を込めずに風にのりゆるやかに攻撃すること
・自分には才能がないのではなく引き出せていないだけ

小学4年生

・武道は相手を尊重して一つとなる
・自分中心に動くのではなく相手と繋がって動くことが大事
・微笑みこそ最強

小学5年生

・自然の中のどんな小さなことにも感動する心が大切
・人間には必ず才能がある
・花が咲いていることや一つ一つに感動する
・どんな小さなことでも感動するということ
・目・口・手足や立場などあらゆるものを調和の為に使う
・大事なことは「自然体」であるということ
・正しさをふりかざさない
・相手よりも自分が先に動く

小学6年生

・力を込めて強くつかむより、優しく触れる方が強い。
・今まで自分中心だったけど相手中心になるような動作に少しづつ努力しています。
・やり手中心ではなく、受け手を大切に行動していきたい。
・勝敗後の姿勢を大切にしていきたい
・これからもっと相手を尊重できつようになりたい
・黙想を通じて心を静めたいと思う
・自分は一人ではなく何兆もの味方(体の細胞)がいるので命は大切
・人から攻められても自分にはたくさんの味方がいる(体の細胞)

一人の試験用紙を掲載します。小学3年生です。(拡大可)

小学3年生昇級試験解答

 

この記事の執筆者
杉原 政則
杉原 政則国際空手道連盟極真会館総本部手塚グループ副会長
極真空手東京本部本部長 極真空手五段
1963年生まれ、10代の頃より極真空手を始め、総合格闘技、護身術、合気道、柔術の門もたたき修行を重ねる。空手を手段とし青少年教育、人格育成を実現するために指導方法を模索、現在までに延べ1000名をこえる青少年を指導する。
家庭教師や塾講師など学習面での教育にも携わった経験を持ち子供向け学習道場も主催。知能教育主体ではなく知性教育を重視する。大人向けの「健やか教室」「子育て教室」も開催し、武道を通じての総合的な人間教育を志す。

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