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森義道会長語録

草創期の二人の弟子

2023年2月16日
草創期の二人の弟子
私が全日本トーナメントに出場している四十年前の弟子の紹介です。
一緒に稽古をした多くの弟子の中で、杉原本部長と宮城本部長が手塚グループの重責を背負っています。
結局、総本部から手塚グループに移ったという事になりました。
総本部の稽古の他に、私の稽古は出勤前の早朝に一時間半ほど毎日行っていました。
弟子とは学ぶ者ですが、二人は、組手が中心なので、足を引きずりながら稽古に出ていたのでした。
その時から、この二人とは全面的信頼関係でした。
彼らは知識、知恵、行動、人格において師の私に主事してきたのです。
長い間、固い絆で結ばれているのです。
結果的に志願者として、同じ極真の道を究め、私の教えに耳を傾けながらも、距離をおいて、後に付いてきて、手塚グループを背負っているのです。
四十年間、まさしく静かな対話が続いているのです。
二人が求めているものと私は意気投合しているという事でもあるのです。実に気持ちが良いのです。
ところで、二人に対する声かけは、「来なさい。そうすれば分かる」という事で誘ったのでした。
選手時代は、二人と共同生活のように外食が中心でしたが、夜を徹して会話を重ねてきたのでした。
激しい選手時代は、毎日外食ですから、胃腸が丈夫でなければ、私と付き合えなかったのです。
その付き合いが、四十年ですから共に子弟として留まることの意義は大きいのです。
結果、師弟として持ちこたえ、継続してきたのですから、素晴らしい関係と思っているのです。
私に彼ら二人は留まっていますが、私も彼らの中に留まっているのです。
情熱や熱意はいつしか消えてしまいます。しかし、留まっているという事は、葡萄の木であり、その実として実りを収穫しているのです。
継続する力が、グループを力ある団体に育てているのです。
二人は主役であり脇役なのです。武道ではありますが、上下関係はないのです。

この記事の執筆者
森義道
森義道国際空手道連盟極真会館総本部手塚グループ会長
法務省仙台保護観察所保護司原町地区理事/宮城県薬物乱用防止指導員/仙台市宮城野区消防団本部団部長/財団法人 青少年交流振興協会理事/社会福祉協議会原町地区副会長/仙台市宮城野中学校評議員/学位 東北学院大学院前期博士課程終了/段位 国際空手道連盟 極真会館 八段

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