2023年2月15日
公人の歩みに誘惑はつきもの
私の意識することは、公の人生を送るという自覚です。
自己認識を公生涯という意識を持つことによって、誘惑に陥らないという気持ちを持つのです。
それは、自分の人生に対して価値ある従順を示すためにあるのです。
道場での稽古が、試練を受けたことに対する反省と瞑想の場になるわけです。
確信としては、死に至る試練など決してないと考えているからです。
さて、私の発想の原点は、「当面の必要を優先させるか、価値ある事を優先させるか」と問うのです。
理由は、環境を通じて、環境を用いて、私を養ってくれるという確信を作るのです。
そこに、試練に対する精神的戦いの原点があるのです。
もうすでに決定した極真の道を究めるという境地から離れることが無い意志を持つのです。
それだけに、どのような甘い誘惑があろうとも、排除するのです。
ところで、手塚グループは、手塚会長の理念に基づいて築いてきた団体でありますから、他の団体にひれ伏すという事は無いのです。
もちろん、このグループと共有できる価値観を持っているとするならば、共に歩むという基本姿勢には変わりはないのです。
協調はしますが、決して言いなりにはならないのです。
当然、あらゆる段階で試練はつきものですが、精査しながら真実な道を究めようとするのです。
結果、今の私が存在しているのですが、唯一の弱点として食欲と食べ物に対する誘惑は排除できないで、この年齢まで来ているのです。
選手時代は、力を得ようと、バイキングの焼き肉屋に常連のように通い、死ぬほど食べて肉体を作り上げたのでした。
それだけに、七十歳を迎えるにあたって、病気に見舞われるという事にもなっているのです。
当時は、決して死ぬことのない誘惑でしたが、付けは回っているようです。
また、極真のパワー空手力を得ようとする誘惑でもあったのです。
それで、この年齢になって、肉の欲、目の欲、生活のおごりを排除する努力をしているのです。
正しく生きようとすることは瞬間にできるのですが、継続して正しく生き続けるとなると時間が掛るものです。

- 国際空手道連盟極真会館総本部手塚グループ会長
- 法務省仙台保護観察所保護司原町地区理事/宮城県薬物乱用防止指導員/仙台市宮城野区消防団本部団部長/財団法人 青少年交流振興協会理事/社会福祉協議会原町地区副会長/仙台市宮城野中学校評議員/学位 東北学院大学院前期博士課程終了/段位 国際空手道連盟 極真会館 八段
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