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森義道会長語録

お互い助け合うのが大切

2023年2月21日
お互い助け合うのが大切
才能あふれる人物でも、一人だけの活動は成果が表れにくいものです。助け合いが必要です。
私の過去の反省から考察するのですが、独自の歩みをするのも良いのですが、できるならば、強調して共有するならば、成果も多くなるというものです。
広島の修行時代の私の友として、共に稽古をした人物が、田原敬三という人物でした。
世界大会でウイリーウイリアムに延長の末に勝った選手です。
彼とは三年間一緒に稽古をして、西日本大会から全日本と一緒に戦った仲間でした。
さて、彼は極真とのトラブルがあって、他流はとして独立したのでした。
その時点で私との縁も切れるわけですが、共に稽古した日々は忘れることはできないのです。
共に信頼関係があり、弟子達からも慕われたのです。
選手として最高の栄光の道を歩んだのですが、酒の量が日増しに多くなり、肝臓を悪くして五十歳に成るや否や生命を終えたのでした。
私の武道生活にとっても掛け替えのない人を失ったのでした。
ところで、彼は、才能に恵まれていたし、試合に取り組む姿勢は半端なものではなかったのです。
一緒に稽古をするのですが、練習では互角の戦いをするのですが、試合となると底力が途轍もなく大きくなるのです。
彼は天からくる者、私は地から出る者のような印象になっていました。
それでも、お互い真実に生きるという事では、共通したものがあったのです。
違いはというならば、彼は一人が多く、私は多くの人に囲まれて共有していたという点でした。
結論として、私が与えられた任務として、彼が逝去したという事もあって、田原敬三の分まで武道を全うしなければならないと思っているのです。
彼の人生は終わってしまいましたが、私の人生は続いているのです。
それは、彼の人生まで補完して、バージョンアップしていくべきであると考えているのです。
かつての大切な友人であるがゆえに、このグループをしっかり支えて、強固なものにしたいと思うのでした。

この記事の執筆者
森義道
森義道国際空手道連盟極真会館総本部手塚グループ会長
法務省仙台保護観察所保護司原町地区理事/宮城県薬物乱用防止指導員/仙台市宮城野区消防団本部団部長/財団法人 青少年交流振興協会理事/社会福祉協議会原町地区副会長/仙台市宮城野中学校評議員/学位 東北学院大学院前期博士課程終了/段位 国際空手道連盟 極真会館 八段

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