極真空手による青少年教育「礼節・心を鍛える」ことを重視します。

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森義道会長語録

極真の適用は人を生かす

2020年12月7日(八段語録3740)
極真の適用は人を生かす

修行は、足らなさの自覚からなのです。強さを求めるというのもここに由来します。
それだけに、予備知識は必要です。極真は、肉体の強さだけではなく、精神の強さも求めるのです。日常生活で体験する不足分を補うという意識が、極真の修行と合致します。不完全で不十分面を自覚して強化するのが日々の稽古という事です。そこで、第一に、極真に入門以前の行動、第二に、修行を重ねてからの行動、第三にこの修行をどのように適用するかという事を検討していきたいと思います。
第一に、極真に入門する以前の行動という事です。多くの道場生は、課題を自覚しているのです。何らかのハンディがあるという意識が入門の動機になります。満足して安定している状態では極真空手を選択する事は無いのです。その極真には地上最強というレッテルがあるのです。今の自分という存在を越えて行こう思うところに、この極真を選択するという事になるのです。もちろん、動機は様々という事もあります。挨拶・礼節を身に着けさせようとする親の配慮もあります。少年時代は親の勧めもあるでしょうが、青少年になるとあくまでも自分の選択という事が第一になるのです。
第二に、修行を重ねてからの行動です。極真精神に違反しないような行動になるのです。稽古の恩恵が自らの行動の自戒をするようになります。肉体と精神が強化されるなかで、流される生活から自意識が強まり、積極的に主体的な生き方へと変化していくのです。自己の質的素晴らしさの自覚が芽生えるのです。修行が生命の躍動を生み出し、恩恵を受けることによって、確かさを確信するというものです。段位が上がることになると、道場生の目標にもなりますので、身を正すことが当たり前の生き様になるのです。
第三に適用ということです。ちょっとでも倫理・道徳・法律に関しても違反することをしないという心構えになるのです。理由は、強い肉体と精神力を授かるからなのです。自分一人の行動によって、多くの人に影響を与えるという自覚が生まれるのです。一人の正しい行動によって、多くの人が生かされるという実感をするのです。これは極真の苦行に耐えた人間に与えられるというものです。違反が増し加わると怠慢になり、身を崩すというものです。
家族では、男性であったら良き主人として明るい家庭を築き上げて行けるというものです。
結論として、極真空手での稽古を継続するという事を前提とすると、苦しい事が多いのですが、それ以上に恩恵も大きいのです。極真空手は現実に世の中に影響を与えているのです。日常生活で経験するあらゆる悪魔の誘惑を排除する勇気が生まれてくるというものです。自分の肉欲を、肉の心の望むままに悪影響を与えるような生き方は、自分で抹殺していくのです。ここに現実的に適用されていくというものです。

この記事の執筆者
森義道
森義道国際空手道連盟極真会館総本部手塚グループ会長
法務省仙台保護観察所保護司原町地区理事/宮城県薬物乱用防止指導員/仙台市宮城野区消防団本部団部長/財団法人 青少年交流振興協会理事/社会福祉協議会原町地区副会長/仙台市宮城野中学校評議員/学位 東北学院大学院前期博士課程終了/段位 国際空手道連盟 極真会館 八段

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