2010年7月12日(本部長通信997)

極真空手道場(16)

稽古の意義

稽古の内容

指導員の指導は、稽古の中で、構成要素として中心となるものであります。指導内容は当然、指導はの口を通じて語られるようなものですが、どこまでも、本当の指導者は 大山総裁であるという認識が必要になってくるのです。その意味では現場の指導者は 、その事を伝える使命がある人物という事になります。
それを取り違えると、一国の主人のような振る舞いに至るのです。あくまでも、伝達者であるという意識をしっかり持つべきなのです。その意味では、指導するという事は、大山総裁の身代わりになることなのです。極真の伝統のまっただ中で、生きた指導をしなければならないのです。
そこで、稽古の準備ということになるのですが、二時間の稽古であれば、二時間は準備していかなければならないのです。深刻に誠を尽くして準備するのです。更に、稽古は実戦ですので、涙を流し、汗を流す稽古なのです。
特に、指導者が心がけなければならないことは、語った内容が実戦とできない時、恥をかいてしまうのです。さらに、骨と肉を溶かして、道場生に見せてあげる無言の指導を行えないようではどうしようもないのです。
指導のポイントは、空手道の真髄を伝え、道場の伝統に立脚して、道場生の行くべき道を教えるのです。そのために、稽古の準備には加工がいるのです.一人一人を心で把握して指導するのです.