2010年7月12日(本部長通信996)

極真空手道場(15)

稽古の意義

道場生の一体化

空手道の稽古を続けていく中で、人と人との関係が連結されるのです。空手道抜きに、関係がを続けていくことでは限界があるのです。すなわち、世間的交流や報告、連絡、相談のみでは限界があるのです。
この限界を超えるために、極真会館で指導を受けてきたことは、大山総裁の身代わりに指導するということなのです。極真会館の創始者を用いて、神聖性を表し、武道的権威を 表現して道場の団結を強めようとすることなのです。
極真会館のなかで、個人の信頼を獲得し、組織的に強い団結を作るためには、武道的形態を 強化しなければならないのです。その為に、、道場での伝統が必要になってくるのです。
いかなる武道団体でも、しっかりしている団体はそれなりの武道的形態を整えているのです。それゆえ、私達は、生きた良き組織を作るために、道場のしっかりとした伝統を立てていかなければならないのです。
良き道場の伝統は、個々の深い信頼を得るのです。そして、そのような組織は、強く大きくなるのです。伝統を抜きにした方便によるいかなる方法も、組織として一体化することはできないのです。
どんなに一体化しようとしても、人々の心は互いに離れるようになっているのです。その心の隙間を埋める方法は、極真の伝統を持って埋めるのです。稽古での極真伝統の臨在性によって、一体化がなされるのです。