2010年7月9日(本部長通信992)

極真空手道場(11)

稽古の意義

実績向上

修行の継続は、正しい動機を持続して実績をあげていくために重要な意味を持つのであります。この修行が実を結ぶ為
に、検討しなければならないことは、単なる調和や、互いの優しさでは無いのです。
あくまでも、お互いが、公的に立場に立って、目的観に一致することなのです。つまり、最初の気持ちの動機に立たな
ければならないのです。それなくしては、深くて強い一体感は生まれないのです。
お互いが、動機を正して、良く対話をするならば、深い一体感が生まれるのです。これから、使命を果たそうとする人
として重要な責任は、道場生が、協力できる環境の造成であることはいうまでも無いのです。
正しい動機と期待感を道場生に作っていくことが重要なのです。これが指導の重要な責任なのです。さらに、限界状況
の苦痛を超えて歩んでも、動機が悪ければ、支持を受けることなどできないのです。そればかりか、それは単なる苦労のま
まで終わってしまうのです。
当然限界状況で、それでも、自分の事情を優先せず、公的に立場で目的観に徹して一致するときに、爆発的な発展を遂
げることができるのです。肉体の限界にある立場であろうと、良き動機の造成を遂げつつ継続することこそ、最大の実績を
得ることができる道なのです。