2010年7月4日(本部長通信988)

極真空手道場(7)

稽古の意義

精神的成長の土台の形成
精神的成長にとって、必要な事は、目標に向う決意を持続し、実践することが鍵となるのです。その最初の決意は、動
機という事になるのです。そして、最初の動機を最後まで保つことが重要になってくるのです。つまり、動機を貫き通す生
活が重要になってくるのです。
人の心の中に、ちょっとした不信が出やすいのです。これは効果があるのだろうかとか様々です。つまり、最初の動機
を狂わす働きをするのです。自分の心の中を分析するならば、地域のためにという動機を、自分のためという動機に変えて
しまうのです。
自分自身が最初の動機から離れやすくなるのです。これを動機の変動と言えるかもしれないのです。この道場動機の変
動は、実践生活の中に現れやすいのです。地域のために、一生懸命やっているようでも、実は、自分のためにという思いが
動機になってしまうのです。
このことは、本人として、一向に自分の動機の狂いに気づかない場合が多いのです。この動機の変動は、毎日の生活の
中で、実践する日々の中でも巧みに自分たちの心を支配するのです。そこで、時々動機を正すために「場所」「機会」が必
要になってくるのです。自分の事を思うと恐怖心に支配されてくるのです。
従って、私たちがやらなければならない事は、たえず感謝しながら、出発した動機を取り戻し、さらに自分が決意した
動機を成長のさせなければならないのです。日々の生活で必要な事は、動機が条件となって、奪い合いに勝利しなければな
らないという事なのです。
それゆえに、目標に向かっていく動機をより強く作り出し、正しい動機の継続を果たし、自分との公式的な出会いをさ
らに高めていくのです。