2010年6月29日(本部長通信982)

極真空手道場

はじめに

極真空手歴35年が終わった今、師範を中心とする宮城県本部は、過去の如何なる道場でも果たす事が出来なかった位置を目指しているのです。今後、この道場は益々大きくなって、手塚グループとして世界的規模で飛躍的に発展して行く事でしょう。
今や、多岐多様な時代の中で、青少年教育の本質的な内容に対応が迫られているのです。そこで、全ての根幹となるべき青少年への精神姿勢を武道精神と意義付けて、伝統を確固たるものとして、もっとも重要な課題として取り組むべき内容であるのです。
なかでも、道場での稽古は、生命視すべき事であり、先輩方がトレーニングセンターで鍛えたとしても、しっかりとした精神が身につかなかったことを反省するのです。伝統の核心で心身を修練しなければならないと感じさせられるのです。
師範の場合、稽古の担当を欠かさず、もしそれができなかったときには、同時刻に、稽古を共にしたような行動をとっていたのでした。稽古は、大山総裁の伝統の核心であり、相続して実践すべき原点になるのです。
今日、世界を指導する立場に立った私たちは、稽古の伝統を確立する為に、忙しい道場生の為に、利用しやすい様に、教育的資料を検討しました。この内容は、師範があるいは聞き、あるいは目撃した事を中心に検討を重ねた内容がです。この内容が道場生一人一人に役立つ事を願いながら書き進めて行きます。