2010年6月27日(本部長通信979)

組織拡大(19)

具体的な方法論

如何なる人が道場生となりえるか

基本的には、どんな人でも道場生になり得るという見解であります。極真空手への憧れと本人の決意によって進められて行くのであります。道場生として、どの人が向いているからとして選別するべきことでもないのです。しかし、道場の 運営を進めて行くためには、作戦上最もふさわしい時に、最もふさわしい人が入門して来るならばありがたいことです。
基本的には、入門したい人は区別することなく道場生になっていただくことなのです。問題とするならば、ただ師範が入門した道場生に対して、どれだけ真心を尽くして指導できるかということだけなのです。
しかしながら、一番初めに入門して欲しい人とは、第一に空手経験者であります。第二に、知識人の人達が集まるように望むのですが、そのことゆえに幅が広くなるのです。極真空手を問題提起できるように、考え方や内容を世間に訴えることができる人が道場生になるとありがたいのです。何故なら、これから極真空手を、雑誌、新聞など、社会に向けて積極的に啓蒙を進めていかなればならないのです。
もちろん、原則としては、新聞や雑誌で宣伝するのではなく、実体で持って宣伝するようにするのですが、活用できるものはどんどん活用しようとする心構えが必要なのです。さらに、第三に、指導者層の人が入門するならば、頼もしいのです。宮城県本部も、宍戸指導員を 中心に税理士軍団が極真空手に触れてきているのです。
指導者層に対しては、今までの実績を踏まえて、現在の立場を十分に生かし、極真空手道の真髄を継承してもらいたいのです。空手道場が社会の底辺にいる人達だけが集まるとするならば、一般社会に受け入れられないのです。
当然、第四に、自己の人生や社会に対して、問題意識の高い、特に公的意識の青年が良いことは間違いが無いのです。世界の何処にも指導して行くことができる青年を育てたいのです。今後、世界の極真会館と連動できる器と資質を備えた青年を求めようとするのです。
最後に必要な人としては、今日までの経験を十分にいかして、地域に根ざし、地元の模範となり、貢献できる人材を求めるのは言うまでも無いのです。その意味では、地域の壮年の人が入門してくれることは、心強いのです。