2010年6月24日(本部長通信976)

組織拡大(16)

切実さ

道場を運営するうえで、道場生の夢と希望を感じながら進めて来ました。そして、道場生の気持ちを温めて指導に当たって来たのです。師範だからといって、いい加減な気持ちで指導にあたれば、滅びてしまいます。
師範の指導は、常に私の身体を爆発させて、道場をひっくり返して、そこにおいて、極真魂を植え付けていく努力をしてきたのです。このような指導は、骨と肉が溶けてしまうほどの感性を持っているのです。
さらに、指導の時、自分に言い聞かせる事は、どれだけ、道場生に愛情を持って指導しているかを常に問いかけるのです。また、いつも生命をかけて空手道を伝えたことがあるのかを追い求めるのです。極真空手の真髄をもって、道場生の気持ちと、事情と願いに訴える時に、感動が生まれるのです。
道場生を育てなければならないのです。放り出せば、何も身につけさせてあげる事が出来ないのです。道場で稽古を始める時は、いつもそのような事を考えながら推し進めて行くのです。
昔、師範に対して、いろいろな噂があったのです。二ちゃんねるに悪口を書かれた内容は数えきれないのです。更衣室で、女性の道場生の身体に触る特権があるとか様々です。しかし、道場生を育てようとする心に、生命をかけた心情関係しかないのです。
責任をもって、道場生のために、生命をかけて尽くさなければならないのです。道場生を思うこことは、誰かが門の前に尋ねて来る足音を、責任者が聞き分けることができるように、紙一枚の音でも聞こえる切実さを持つのです。