2010年6月14日(本部長通信964)

組織拡大(4)

一輪の百合の花

今師範は、人生に勝負をかけている人と一緒になって歩んでいます。いや正直歩み始めているということなのです。その方は、朝から晩まで一生懸命働く人です。その人と、毎日朝に活動をし始めているのです。そして、原点からの出発なのです。
今日も朝から活動です。朝の活動は極めて新鮮なのです。静寂のなかに、私達だけが動いているという事なのです。はるか遠くからジョッキングをする人が通りかかり挨拶を交わすのです。
ふと師範はふりかえるのです。何をかと言うと、息を弾ませながら全力で走り続けてきた人生をです。その過去の想いが響き渡るのです。頑張ってきた土台の上に今自分がいると実感しているのです。そして、今の私を過去が追いかけてもくるのです。
今の師範の気持ちは、一緒になって歩んでいる人と同じ気持ちになるのです。本来ならば、そのような事に首を突っ込まなくても良いと思うだろうに、お節介な私は、一緒の道中を歩み始めようとするのです。
それはまさに、突然崖が現れて、人生を阻むかのようなのです。そして、危機的な状況は一刻一刻近づいてくるのです。師範は、インディーンジョウンズのように、 思い切って崖に飛び込むのです。そして、その崖で一本のつるに引っかかっているようになっているのです。何故にそのようになるのかと言うと、その人と人生を共有するからなのです。
今の状況は、崖の上をみれば、獣が私が上がろうとするところを襲いかかろうとするように思えるし、手を離せば、谷底にまっしぐらに落ちてしまうような立場にもおもえるのです。そのような絶体絶命の瞬間が 今であると感じてしまうのです。
ところが、師範は、この様な絶体絶命な時にも、崖に咲いている一輪の百合の花をみているのです。その百合の花の美しさに見惚れているのです。崖での絶体絶命の中でも、百合の花に気を取られているのです。
この危機的な瞬間にも注意を払うのを怠らないのです。師範の人生は素晴らしく豊かな、香りを放つのです。良く注意を払えば、もっとも素晴らしい百合の花が咲いているのが分かるのです.それが、私を支えている家族であると感じるのです.

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