2010年6月4日(本部長通信953)

最近の極真空手

私の時代は 、極真空手を修練するという事は、大人になってからという観念が強かったのです。実際に地上最強を求め入門者は 大人が大半でした。私が修行した当時から40年近く経過してみると、修行していた私達が、地域の人たちを指導しているのです。不思議です。
青春時代を修練一筋で過ごした私達が、まさか故郷に帰ってきて、未来ある子供達に極真空手を指導するなど夢にだに、想像することもできなかったのです。幼稚園、小学生に、空手を極真空手を学んでいるのです。
師範も、子供のころから極真空手をしていたら、人生が変わったであろうと思うのです。時代的な恵沢であろうし、先輩達の伝統の継承ということになるのでしょう。今の子供たちが極真空手を学ぶ立場に立っているということは信じられないくらい素晴らしいいことなのです。
実際にその背景に、子供達の親が自分の青春時代に、極真空手をしたくても、する機会が無かったのです。そうであるがゆえに、できなかったことを子供達に託することもあるのです。
そう考えると、今の子供達は、師範よりも栄光の立場であろうと思うのです。小さい頃に全身を動かす空手を学ぶのです。どれだけ、将来自分の身を助けるでしょうか。心を育てる素養も身につくこともできますし、そればかりでなく、確かに丈夫な身体になります。
このような時代的な恩恵は、十分活用して、極真空手を修行したした効果を表現してもらいたいものです。「今まで、極真空手など、取るに足らないと思ってたりした事もあるのですが、認識を変えよう」と思うようになっているのです。
さらに、驚くべきことがあるのです。師範の時代的な、当然大人ですから一人で修行したしたのです。一人でくじけることも、前に進むことも、自分一人の決意と信念でした。
ところが、今の道場の生は、親子で極真空手を楽しんでいるのです。私達の道場の指導者に親子で極真空手を学び、親が今指導者として道を切り開いている人が何人もいるのです。子供達は、親子という家族の中で、極真空手を媒介にして大きく育っているのです。
このようなことは、昔は無かったのです。そのようなことは、考える事ができない概念であったのです。今は新しい動きなのです。一家族が極真空手を学び、家族の中で素晴らしい伝統を築いているのです。