2010年6月2日(本部長通信951)

多くの人が集う道場

かつては、地上最強の空手というと映画で世界を一世風靡しました。その後シリーズで映画が何本も作成され、まさに空手は極真会館というイメージが定着したのです。
さらに、私達の青春時代を、少年マガジンに連載され、子供たちが読んでいましたので、極真空手が、憧れの対象として映ったのでした。しかし、そのブームも大山総裁の死を経てからは、道場生が列をなして、入門してくる時代は過ぎ去りました。各県の道場が自立して行く時代に突入したのです。
私も、大山総裁が亡くなってから、道場へ通うよりは、自主トレーニングが 主なメニーになっていました。仙台に帰ってきて、総裁が亡くなって、一年半が過ぎて、仙台市内の一番町に極真会館仙台道場が始るので、早速師範代として指導するようになったのです。
今の運営は、地味なのです。コツコツとパンフレットを 配りながら、説明して、入門してもらっているのです。ブームで人が集まるのではなく、道場の教育内容を充実させて、道場生を集めているのです。
道場からの働きかけをするのです。「今、道場に来て、あなたと出会って極真空手を学んでいただきます。これから、弟子となって少しづつ学び、信頼関係を忘れずに、道場で空手を学び、一緒に頑張って行きましょう」というスタンスなのです。
このような事は昔は無かったのです。さらに、道場に入門した人たちに、親切に指導するのです。可能な限り全員に声を掛けるのです。そして、すべてを教えるのです。このような指導スタイルに変化したのです。
意外と昔は、道場生が極真空手を知らずにいたのです。不思議に感じると思うのですが、極真空手の何たるかを分からずして通り過ぎてしまったのです。つまり指導もしっかり受ける事なく止めてしまったのです。
これからは、極真精神で武装して、人間性を高める事に努力するのです。極真空手を身につけるといことは、一人ではできないのです。皆と協力しあいながら進めて行くのです。これからが本当の極真空手をマンを育成して行くのです。