2010年5月27日(本部長通信943)

ipad

 今日は、10に予約したアップル社の製品の購入日です。待ちに待ったという事なのでしょう。現代のテクノロジーの終結した魔法のノートが手に入るのです。大変な事です。このノートで世界と結ぶ事が出来、あらゆる人との関係を持つ事も出来、一日のスケジュールの管理もできるのです。
 魔法のノートの購入で新たなる一皮むけた人生の出発なのです。思えば22年前、衝撃的なパソコンとの出会いをしたのです。何の気なしに総務部に顔を出しに行った時に、事務の女性がNECのノートパソコンを使いこなしていたのです。MSDOSで立ち上げて、コマンドを入力して、当時一太郎3.0というワープロソフトを使って、会議文章の入力をしていたのです。
 もちろん、会社には、日本初のワープロの大きいのを購入していました。ただ大きいだけであまり関心を示していなかったのですが、このパソコンで、事務の女性がいとも簡単にタッチタイプで入力していくのです。びっくりしました。
 昔、007の映画で、英文のタイプをすらすらと打つ場面がありました。確かにその時にタイプを打つシーンに憧れていたのです。そのシーンを会社の事務員の姿で思い出した分です。「これだ」と思ってからは、書店でパソコンのハード面の説明の本を何冊も購入し、さらにMSDOSの基本ソフトの内容も何冊も書籍を購入しながら読み続けるのです。
 最初は難解の英文でも読んでいるような気分でした。さらに情報処理の専門の書籍まで手にするようになってきました。そんな思い込みで、パソコンとの出会いをなし、一年後には、自分の頭で考えたこと、パソコンで文章にするという作業が始まったのです。とても感動的でした。頭で思い浮かべたことをデジタルの画面に書き続けるのです。
 それは、もう天にも昇る思いでした。確かに人生が変わった時期でした。スケジュール管理から、日記、会議の内容の報告等、すべてパソコンに切り替わりました。当時は誰もパソコンを使っての入力等していなかったのです。優越感はさらに増して、豊かな時間を過ごしていました。
 さらに、パソコン本体や周辺機器が当時は相当高かったので、自分のこずかい全てをためて絶えず購入し続けるということでしたので、パソコンの性能の向上と共にお金が消えて行った記憶があります。性能が上がるごとに買い替えですので、趣味はパソコンと言っても過言ではなかったのです。
 その延長上にipadがあるのです。更なる進化を遂げるべく、ひたすら発売時間を待つ師範なのです。ゲームソフトには、ほとんど関心はなかったのですが、魔法のノートipadには、さらなる未来を感じるのです。