2010年5月26日(本部長通信942)

人の道

 何かするときには、最初からうまくいくのではありません。必ず峠を越えなければならないのです。峠を越えるということはあらゆる困難な道が待ち構えているという事なのです。その事ゆえに、その困難な環境を嫌ってはいけないのです。
 「このような苦労は、私が大きな器になるための試練であり、大きく世間に貢献するという決意を固めさせるためのものである」と考えるべきなのです。師範も色々な事がありました。何もなく、乞食のように関西から仙台に帰ってきました。ある意味で、関西の環境では必要が無いという烙印でした。
 それでも、師範が考えたのは今の私に必要な事は一体何であるかという事なのです。今までの人生を整理し出発するかのように大学に入学したのです。あらゆる知識をさらに獲得しました。さらに研究するので間に合わず大学院まで追求していったのでした。
 そして、社会貢献の道が始まったのです。師範として宮城県本部を運営するようになり、手塚グループの中核を果たしていく立場に立ち、会長と世界の極真会館を回り、さらに、地域で貢献するために、保護司として歩み始め、社会福祉協議会で副会長として地域の事をさらに良くしようと努力するようになってきているのです。
 確かにやればやるほど苦労するのです。疲れ果ててしまう事も多いのです。すぐに成果が現れるようなものでもないのです。「これは大変ですからできません」という事も出来ないのです。今師範が思っている事は、誰よりももっと活動しようという精神と信念を持とうとするのです。そうでなければ後退してしまうのです。