2010年5月19日(本部長通信935)

自己管理から運営と責任

 実質的な事と、心の姿勢を備えるのが道場という事なのです。結実として、何を身につけて行くかという事なのです。道場は師範にとっては師範の身体の一部になっているのです。自分の身体の延長とみる事が出来るのです。
 道場とは、実際は館ですから物体です。たんに物体と見るのではなく、自分の身体の延長とみるのです。この道場で稽古を行うということは、身体を鍛えることと一緒とするのです。誰が鍛えるのでしょうか。自分自身が自分を鍛えるのです。
 このような観点で考えると、自分を鍛えるのは私なのです。道場すなわち自分の身体という捉え方が師範にはあっているのです。道場で組み手をするわけですから、道場が自分を打つというふうに捉えるのも正しいのかもしれません。すなわち道場が私自身を鍛えるのです。
 道場で稽古する事を惜しんではいけません。稽古を少しばかりして強くなろうなどと言うようでは愚の骨頂です。自分の魂の核を研磨するつもりで鍛えるのです。自分の一番奥にある大事な気持ちをぶつけるのです。
 それで、一体何を目指す事なのかと考えると、地域の活性化であるというのです。それだけではなく、地域の指導者を目指すという事なのです。ここで、自己中心であると地域から打たれてしまいます。強調しながら、前進するのみなのです。