2010年5月17日(本部長通信933)
家族が道場生
確かに道場は本人が稽古をしているのです。しかし、師範の観点は、自分ひとりで稽古をしているとしても、一人で稽古をしていると思わないのです。自分ひとりが稽古できるのは、家族があるからなのです。そのような、見えない守りの中で稽古をして成長しているのです。
もう一度、はっきり言うのですが、稽古は自分だけがしているのではないのです。その稽古には家族が参加しているという事を意識しなければならないのです。その意味でもいい加減な稽古は出来ないし、稽古には絶対に参加しなければならないという事なのです。
師範の過去を考えても、日々の稽古が世界へ拡張していくとは夢にも思わなかったのです。毎日稽古をしました。それも40年近くになるのです。この過去が、師範の人生を決定していった内容であり、誇りであります。世界の極真会館と関係を結ぶために必要な時間出会ったのです。
さらに、その事が伝統として全世界の極真会館が認めるのです。稽古を重要視してきたことであり、稽古をおろそかにしなかった事なのです。師範の場合、いつもそばに、妻の千順さんがいました。自分自身を奮い立たせた青春の日々です。
稽古には、妻が絶えずいました。この人に相応しい自分になる事が目標でした。若き日に出会ったものですから、内容を充実させていく指針が稽古であったのです。その稽古が県大会での入賞を果たし、西日本大会の出場をなし、ウエイト制の第一回からの参加となり、全日本出場へと更なる進化を遂げて行きました。
家庭を持ってからも、家族を巻き込んでの稽古でした。子供達は稽古で育っていったのです。極真会館の稽古は、家族を活かす稽古であると師範は、自分の過去をして宣言するのです。