2010年5月15日(本部長通信931)

稽古時間(2)

 稽古は意識してしっかり時間を守って継続しなければなりません。稽古をしなければ極真会館にいる資格はないのです。道場生が稽古時間を守っているからと言っても、指導者はこの稽古の為に何時間も準備しているのです。それだけではなく、今までの極真キャリアの全てを投入しているのです。
 極真空手の稽古をして、金銭面で豊かになるということなど聞いたことはないのです。もちろん、指導者も普通の生活ができれば良いと感じています。金銭面の豊かさなど眼中にないのです。何故なら人としての道を極めようとするのです。
 人間として、心のレベルが上がり、充実した生き方の為に空手を学ぶのです。稽古をする事によって、豊かな人格を目指し頂点に到達しようとするのです。経済的に豊かであるといって、人格者であるとは限らないのです。
 社会人であれば、稽古の意義は分かるはずです。遊んで家に帰るよりは、道場で汗を流して、家庭で奉仕しなさいというのです。稽古をして家で生活するとちょっと違った感性になります。
 精神的な柱を極真空手に置く事に問題はないのです。稽古をしてから家に帰るのと惰性で家に帰るのとはまるっきり気持ちが違います。稽古をするために、何時間前から準備し、稽古をして、清々しい心地よさで家に帰るとするならば、家族は大歓迎なのです。
 師範が指導してみて、稽古に準備をしてきている人を見ると、とてもよい刺激を受けるのです。そのような人が稽古に多くいればいるほど、この稽古で道場は清々しい感動に満たされるのです。ある意味で、稽古に対して準備をして、意欲を持って備える人であるとするならば、輝くのです。成長も早いし、指導している師範も口元がゆるんでしまいます。