2010年5月10日(本部長通信922)
極真の根
宮城県本部における最近の師範の歩みは、根のようなものです。根は外には出ません。隠れたところで全体を支えるのです。組織が大きくなればなるほど、これからスタッフが力を合わせて行動しようとすればするほど、その組織の規模に比例して根が深くなり、幅が広がっていくということなのです。
組織が大きくなればなるほど、普通の組織が到達しようにも到達できない根を持つようになるのです。師範は絶えず考えます。この極真空手によって、深い根を持って、沃土に植えられた環境に、肥料まで与えてもらっているのです。そのような内容なのです。
もう宮城県本部は次の世代が担うのです。師範は手塚会長と一緒に世界を啓蒙していくのです。もちろん日本に関してもしっかり布石を打っておかなければならないのです。今回の福井が大きな布石です。さらに、広島の宮城本部長が実践している方法は、師範が今まで苦労してきた組織拡大のノウハウを展開している内容なのです。若き日の思が思い出されます。
広島の宮城本部長と私は、二十数年前一緒に池袋の本部道場で稽古をし、「夢と理想」を語り合ったのでした。夢中で歩んだ夢を心に抱いた時代でありました。それが、何の縁があってかこのように再び一緒に歩んでいけるということですから、人の出会いとは不思議なものです。
そのような不思議な出会いが、これからの手塚グループの原動力になることは間違いないことなのです。今までの組織概念を打破して、力強く出発できる内容を掲げていきたいと思うのです。これが根っこでの出会いということなのです。