2010年5月4日(本部長通信912)

極真メッセージ(16)誠意

 長野の興禅寺の風景を思い浮かべながら朝の一時を迎えています。感謝を持ってお寺空眺める風景は心地いいものでした。清々しい気持ちを持って境内を散策し、草木を見つめ、桜の木の万開の花を愛し、鶯の鳴き声に耳をそば立て、水が流れ、風が吹く、このような風景を楽しんだのでした。
 今、おのお寺の門前に立っている一本の木をみても、この世界の名作、あるいはピカソが描いたどの絵画とも比較できるものではないと感じるのです。いくら名画を眺めても、そこに花が咲くわけでもなく、香るわけでもないのです。
 少し会議の内容を整理してみようと思います。
第一に手塚グループの考え方の原点を書籍にするということです。極真空手のしおりということで初版を出したのです。それから二年が過ぎて、もう一度手塚グループの出現の理由と大山総裁の継承さらに、道場訓の原点、心の教育に関しての道場としての方針、そして具体的組織拡大のための基本事項確認を致しました。この内容に関しては、各県の本部長、責任者に関して送付するように致します。
 第二に現状での黒帯クラスの指導員の格上げをしていくという課題を安斎副会長から提案があり、9月の20日敬老の日に審査をおこなうということです。会場は仙台のグランデーを予定しており、年齢に合わせての昇段審査ということになります。何が何でもどの年齢でも何十人組み手を行わなければならないということではなく、能力を審査しての結論をだすということなので、できるだけの県の本部長の意向にしたがって選出してくださいということです。
 第三に会長からの鋭い指摘がありました。所属意識があるのかということなのです。手塚グループとしての徹底した観念を訴えていました。今回は広島県直轄本部の認可がなされ、これからはお互い頑張っていくということです。広島県本部は、百名になってから、認可状を受けるということでした。全体的な話は、自分の道場だけの事を考えてはいけないということなのです。グループ全体の事を優先に考えて、会長の有終の美を飾るべきであるということなのです。いつまでも会長職についていないというのです。そのよう事を話しながら、しっかりとした組織を作っていこうという決意の場になったのです。
第四にスケジュールの確認がなされました。8月1日 福島県大会 8月8日 広島県大会 8月29日宮城県大会 10月24日 北海道大会 11月23日 福岡県大会さらに、昇段審査が9月20に予定するということです。