2010年4月27日(本部長通信905)
極真メッセージ(9)
大山倍達総裁は、武道家として世界を股にかけました。その精神が倍達精神であります。韓国語で倍達をベダルというのです。この内容に関しては過去何度か述べているのですが、配達という意味なのです。空手の配達、つまり、極真空手の伝道者ということになるのです。
そして、全世界に極真空手の伝統を立てたのです。まさに、空手道を通じてお互いが信じ、尊敬し、頼り、愛情で一つになって団結すする団体なのです。まさに家族と同じ意味を持つのです。
あらゆる権謀術策が支配する世の中で、この極真精神は、正義と真理に基づいて現代におけるめざましい発展を成し遂げているのです。それも、人に正義と真理を求めようとするのではなく、自分自身に対して自己管理せよというメッセージを発するのです。
武道を通じて良心を啓発させ、良心は、自分の隅から隅へと自分を正しくするのです。自分自身の一挙手一投足、全ての思考までも全て見通してしまうのです。その意味では、極真魂は影のない「正午定着」的な人生を歩み、精神と肉体の共鳴圏を形成し、充実させるのです。
そのために、今の私の戦いは、数的基盤の確立であります。極真会館全体が道場生の力が必要なのです。道場生が絶対要件なのです。道場生はすなわち、利己的仮面を未練なく脱ぎ捨てた修行者ということになります。
さらに、自然環境も、私たちの心を豊かにするために絶対必要になるのです。自然を破壊し、環境を汚染する行為を、これ以上放置することは、容認することはできないのです。