2010年4月26日(本部長通信904)

極真メッセージ(8)天倫の役割

 福島県本部で師範の就任式がありました。150名の出席者を迎えて、親から子へと伝達される披露宴でした。多くの議員をはじめ、後援会、各県の師範の方々と著名な人たちを集めて意義と価値を強調した相続式になったのです。
 さらに、音楽に乗せて、これでもかという程の演武を壇上で展開していきました。洗練された演武は会場の全ての出席者をうならせるものでした。どこに目指すべき目標を定めているのかをはっきりさせた宴会に共感を呼んで、好感の持てる内容になったのです。
 夕方会場を後にして、良い知らせが舞い込んできました。広島の宮城師範のところで、すでに教室は4回目を数えて行っているのです。そこで、今日の体験入門者も含めて18名の参加者であったというのです。さらに、保護者が10名なのです。宮城師範の家族を入れると30名を超える教室に一挙に成長したのでした。
 手塚会長を支える基盤が着々と築かれてきているという実感をさせられました。時代は益々グループの発展へと続くのです。いつも会長が見ている夢の実現へとまた一歩着実に近づいているという実感を受けたのでした。
 それにしても、コツコツと積み上げていく事の重要性を実感するのです。現実の戦いは続くのです。世間の荒波を超えていくことは並大抵のことではないのですが、たくさんの絆と因縁によって、必然的にこの団体の成長が決定していくのです。
 この発展は、極真会館の伝統という、先輩達が築いてきた意志を継承していく中で、相続した私たちの意志により、選択肢の中で結実してきているのです。ある意味で、今の環境や諸条件によって必要に結ばれ帰結してきたのです。その意味では後天的に、私たちの努力によって、変わってきた内容であるのです。いつでも、私たちの努力によって変わったり、無くしたりすることになるのです。
 ところが、このグループには天が付与してくれている天倫があるのです。私たちの選択権の他に、必然的な役割があるのです。 人種、文化、国境、宗教の壁を飛び越えて、新しい次元の天倫の奥義を持つ大きな役割が待ち受けているのです。