2010年4月11日(本部長通信889)

福井支部手塚グループ加盟

 朝に活動して、親戚の一周忌があり、さらに、午前中に稽古が入っていたので飛び込むように1時26分仙台発新幹線に乗ったのでした。理由は、福井県の手塚グループ加盟の件なのです。東京で加盟の手続き説明となるので、今回は坂本師範仲介で、手塚会長と二人で面接という事になったのでした。
この一連の福井県におけるお家騒動は、高橋師範の横暴が目に余ったということで、大半の道場生が結束して及んだものでした。しかしながら、高橋道場脱会によって、本人達は極真会館をやめることは無いということでした。
今回の福井のお家騒動で、高橋師範からの目に余る圧力があり、裁判に提訴するということなのです。会長は、先方の弁護士に話をつけ、擁護する調整を行ったのでした。当然、極真会館の商標問題の原点にまで遡ると、遺言書無効の訴えを最高裁判所で勝ち取った実績があります。手塚グループを相手にすることはかなり苦慮する事になるのです。
今年の三月に宮城県本部で極真フェステバルを行った時に、福井の責任者が、どのような雰囲気であるのかを視察に来たのでした。手塚グループの理念である家族的雰囲気に触れて行ったのでした。武道館の師範室で話し合いが持たれました。
そこで、今日は責任者である川口支部長も含めての面接ということになったのです。原則的には加盟の方向なのですが、ここではっきり手塚グループの基本的な考え方を理解してもらわなければ、意味がないと思ったのでした。私達の理念、そして歴史をこの会談で説明しました。
私の立場は、あくまでも手塚グループでの活動を進めて行き、手塚グループに加盟する事で、お互いが理解不能な事が無いように説明する義務がある役割を悟った行動を取ったのでした。つまり、今回の面接で、正しくこのグループの活動内容が伝わるように説明するということでした。
午後三時過ぎに東京八重洲口にて、話し合いの場が持たれました。和やかな雰囲気で問題点や疑問点を話し合われました。私のほうからは、会議資料のレジメと一般に向けての道場案内そして、グループの加盟料金内容等を差し上げました。前向きに検討してくださるということで午後六時近くには別れました。
 夕方には宮城師範との電話もつながり、今日の教室での稽古で新規のメンバーを迎え入門者が多く入ってくる状況を聞きました。それにしても、世界に広がる極真会館手塚グループも一人一人を大切にするところから出発するのです。家族としての基礎固めをさらに進めて行きたいと決意する一日でした。