2010年3月28日(本部長通信875)
極真モデル
道場の真ん中に立って見ると、この空間は、汗と涙が染み込んでいるのです。そこに伝統があり、多くの先輩が空手道に集中して、自分の道を切り開いてきたのでした。己の存在が、そのような関係の立場で、位置が決定している事を自覚すべきなのです。
師範の場合を考えてみても、この道場に宇宙の核のような存在に考えるのです。極真空手の伝統が、ちょうど太陽の光を受けて光輝くと同じように、極真会館の歩みを全ての道場生に平等に降り注ぐようにしているのです。
師範、指導員スタッフ、道場生の三つの関係が一点で結ばれるようになれば、皆が協力するようになるのです。この中心点が異なれば、調和と信頼を実現することはできないのです。極真の理想を実現する重要なポイントである事は間違いないのです。
このような中心核が変わらなければ、極真会館の理想は実現して行く方向になるのです。その概念は、所属意識をしっかり持つことであり、皆が一体となり、同じ価値を表す事が出来るのです。そこで、道場ですが、汗と涙が染みついた空間で、一人ひとりの道場生が、極真の理想を見出すことになるのです。
道場とは一体何でしょうか。師範を拡大したものなのです。ここで取得する物は、知識でもなく、金銭でもなく、道場から感じる事が出来る極真魂の教材ということにほかならないのです。
そのような意味では、師範は博覧会場になっているのです。この道場には学ぶ事がたくさんあるのです。それゆえ、訓練を受ける訓練所としての内容をしっかり提示しているのです。