2010年3月19日(本部長通信865)

朝の決意ですでに勝利

 清々しい雲ひとつない朝です。実に朝日が眩しいのです。天候の変化は様々で、いろいろな顔を覗かしてくれます。今日の朝日は、希望と夢そして挑戦の心を抱かせてくれます。人生さまざまな事があります。しかし、その内容が実にいいのです。記憶として優しく残っていきます。
 今私の課題は、青年期を迎えた息子・娘をどのようにリードするかなのです。私の青春の時は、親との距離があったのです。両親は生活を支えることが全てでした。それゆえ、両親のリードの仕方は、息子たちに夢を託す形であったのです。両親と過ごす時間はお茶の間のテレビ観戦でした。プロレスで力道山に夢中になり、巨人戦の放送で熱くなる毎日でした。その意味は両親の仕事が終えた後の土台で育てられ、夢に向かっていたのです。
 ところが、私が息子・娘に接する方向性は、共に朝の活動をし、共に夢に向かって勉強をし、同じ場所で息を吸うような生活をするのです。私の親とはちょっと違った愛情の表現なのです。生活と生き方を家族で苦楽を共にしようと考えるのです。今のこの時に、親として、子供に尽くしてやれることが、私の両親の時よりも広がっているのです。
 夫婦で暮らす。そして親子で生きて行くことを実践しているのです。この私の子育てのスタイルは珍しいのかもしれません。子供たちにとって迷惑なのかもしれません。しかし、私の生きがいなのです。息子と娘たちの顔をいつも見ながら生活するのです。自分にとってまさに最高の贅沢な生き方なのです。
 朝は確かに眠いのです。お互いです。妻が先頭を切って下宿人の食事の世話をします。私は妻の次に起きて子供たちを起こすのです。私も子供たちも、朝の肉体の苦闘が始まります。先頭を切る妻の動きに影響されながら、出発するのです。段々と私と子供たちの顔に生気がみなぎります。それが、我が家の一日の始まりなのです。