2010年3月13日(本部長通信857)
指導者の育成
道場の指導者を育成することが今後の課題であることは間違いないのです。息子・娘はもとより、極真空手という切り口を生涯の生き方として選択しましたから、その分野を中心とした指導者教育ということになるのです。最初に心がけたことは、家族の一致化であります。道場設立の目標は、青少年を教育できる指導者の育成と、道場生を正しい方向で導くということに他ならないのです。
特に重要になってくるのは世間が信頼する指導者です。特殊なモンスター的存在は必要ないのです。道場の運営のことを考えるのはもちろんの事です。さらに師範が、推し進めていかなければならないことは、指導者の育成と教育ということになるのです。このことをはっきりさせなければならないし、すぐにでも取りかからなければならない課題なのです。
ここで検討すべき内容としては、審判講習会や指導内容の確認をセミナー形式で展開するということなのです。それも、審査会や夏合宿に連動させながら効率的に指導することが重要になってきます。メインのスケジュールにしっかり加えて進めて行くのです。
極真会館宮城県本部創立以来、9年目の歳月を迎えようとしています。白帯であった道場生がいつの間にか黒帯をしめているのです。教育には時間がかかります。しかし、商品の売買ではないのです。間違いなく道場生は指導力を身につけて、飛躍していくのです。
ある者は実社会の中で実力を発揮するであろうし、ある者は道場の指導者として成長するのです。極真会館宮城県本部は、社会に対して指導者生産工場として歩みたいのです。
最近話すことに、空手の技術は、言葉と同じであるということです。言葉を話せずして対話ができないように、指導者は技術力を高め、自由に空手の技を通じて愛情を示すべきであると主張するのです。
最終的には、空手を学んで、指導者の愛情に触れるのです。それゆえに、空手道の道を究めようと思うのです。人格が本質になければ、道とは言えないのです。空手道は間違いなく究めることを突き詰めるのです。