2010年3月10日(本部長通信854)

家族を持とうとする目的


人間は、何故家族を持とうとするのでしょうか。第一に父母になるためということになるのでしょう。自分でしかない父母になるのです。ある意味で、妻と出会ったのも奇跡的なことであり、子供たちが生まれてきたということも奇跡的なことなのです。
第二に、一人では寂しすぎるのです。垂直線は一点に留まってしまいます。私一人が何かをしようにも、面積にはならないのです。すなわち発展がないのです。夫婦になって、さらに子供たちが生まれて、繁殖するのですから、垂直線の次元から、横に展開し、さらに、360度の球体になってこそ、多くの空間ができ、面積が広がっていくのです。
第三に、いつまでも、一緒に住んでいたいという、あり得ないのですが、いつまでも関わっていたいということなのでしょう。永遠にいたいということなのです。
そのような意味では、私の家族という形が必要になるのです。自分の住処だけではなく、家族のあり方という形にこだわるのです。師範という顔で、自分の形態は誰も真似できないし結構存在感があるのです。
結婚したということは、夫婦で子供たちを生産したということです。つまり、師範と妻は生産工場ということになります。大量生産はできませんでしたが、三人の子供たちに恵まれました。
そして、家族は、共鳴するのです。つまり、振動するときの周波数が同じことなのです。家族が共鳴していると、音波がでるのです。そこから家族として豊かになります。回るにしても、師範を中心に家族は回るのです。調和するのです。細胞が作動するのです。性能もよくなります。感動する境地になれば、全てと共鳴するのです。家族って素晴らしいじゃないですか。