2010年3月6日(本部長通信850)
手塚グループの理念 家族(24)
審査会と型の試合が午後より始まりました。今年で三回目の極真フェステバルです。内容が充実して、大会の運営もスムーズに進めることができるようになってきました。家族の人たちの応援が盛んになり、二階の観客席はいっぱいになってしまいました。
審査会は、さすがに緊張した趣で始まりました。今回一般部の特徴は、一般部に宍戸指導員率いる税理士軍団が5名も参加していたことです。武道を志す指導者の参加ということになります。白帯から道を究めていくことになるので、大変であると思いますが、心からエールを送るのです。型の試合も子供たちの演技を見ると、毎年レベルが上がっているのです。
ところで、道場生の両親には家族を大切にしてくださいと、何度も話す私たちグループなのです。極端な話になりますが、もし、二度目に結婚したとき、前の夫が忘れられない妻を、新しい夫が好きになれるはずはないのです。ですから、人間社会を築く上で、夫婦が何かの縁で結ばれたのですから、大切にしていきたいものです。
そうしたならば当然、大切に育ってきている子供たちの声援にも心がこもります。今回は、観客席で見学している家族に挨拶をさせていただきました。余り今までやったことのない試みなので戸惑いながら、率直な子供たちに対する愛情の表現を聞かせていただきました。そのことも十分に、これからの指導に参考になることでした。
実に今回のフェステバルは、選手の子供たちと、観客席の家族が固唾を飲んでいる状態で関連性を結んでいました。ちょっと肌寒い中でも燃えていた会場になっていました。しかし、選手とこの会場が拍子を合わせているのです。選手の一挙手一投足が家族の中での一挙手一投足になっているのです。
もうすでに、会場は一丸となっていました。この地球が丸くなっているように、円なのです。太陽も丸く、星も丸く、どんなものも丸くなっているように、丸く回りながら関係を結んでいるかのようでした。