2010年3月1日(本部長通信845)

手塚グループの理念 家族(19)

 高校三年間を終えた娘の卒業式でした。尚絅学院の礼拝堂が会場でした。プロテスタントの由緒ある場所で、聖歌、賛美歌を歌い、キリストと共にある生き方をしてくださいという祝辞をいただいて、無事に終了しました。
 何よりも、娘を愛し続けた思いが、卒業式の間脳裏をかすめるのです。娘への愛を最大限パワーアップして、愛情で円満に育てた実感がするのです。愛情がどんなものであったのか、娘から直接言葉で聞かされました。その言葉の一つ一つに喜びを表してくれるのです。
 妻と私は目を潤ませながら、私たちの生き様を娘は学んできたのだという気持ちになったのでした。私たち夫婦間の変わらない心と、いちずな愛情を見て、その愛情を見習いながらの日々であったことを話してくれるのです。
 私たちが娘を教育したことの意義を感じるのです。まさに愛情の教育をし続けてきたのでした。成熟して娘が結婚するまで、教育は続くのという気持ちです。さらに、思うことは娘にとって、私が友達の中の友達になろうと思うのでした。
 これから娘に対して、中途半端な態度ではいけないと感じるのです。愛の鞭を打ってでも良いと思うのです。冷たいか熱いかの態度です。娘を育てるときに、娘に愛情を持って育てたのに、その心を忘れてしまった時には、冷たく対処すべき時があると感じています。娘が間違っていた時、やはり叱ってあげなければいけないと感じるのです。実際に卒業式が終わった夜に、無慈悲に叱責したし、良かったことに関しては何千度の溶鉱炉のように熱く接したのでした。