2010年2月27日(本部長通信843)

手塚グループの理念 家族(17)

旅から帰ってきた二女の文誉を朝5時迎えに行くのです。東京より高速バスで到着なのです。一か月の旅から帰って少し逞しくなった娘に惚れぼれとする父親でした。今年3月1日に高校を卒業し、4月からは大学生なのです。2月は学校の授業がなく、大学受験と就職活動がほとんどの学生達なので、一人推薦入試で合格した娘は、この時期を活用して旅にでたのでした。親戚のことが少しありましたが、元気で戻ってきたのです。
 「可愛い子供には旅させろ」と言われているのはよく聞くところでありますが、こんなにも成長してくるのかと目を疑うばかりです。開口一番、黒帯になるというのです。それゆえ、レディースに参加して技を磨いていくということを話すのです。さらに、会話をするのですが、どんなに家が愛情あふれた環境であったかを再確認した娘は、私に対しても、心から感謝の気持ちでいっぱいの気持ちの表現をするのです。
 娘を迎えに行った仙台駅が愛の花園です。どんな環境よりも心の感動が胸を温めてくれます。生きていて良かったという気持ちが再び現れてくるのです。まだまだ娘の為にしなければならないことがあるのですが、いったんの気持ちの高鳴りが自らの心で捉えているのです。
 今回広島から本部で一緒に歩んだ弟子が空手道を追及していきたいということで、すでに10日間の研修を終えて、さらに10日間の期間を残すだけとなりましたが、収穫が十分あるということなので安心しているのです。我が家で研修する人、娘みたいにほかの家で何かをつかむこと、いろいろな助け合いが大きな愛情の輪を広げていくことになるのではないかと感じているのです。 
 不思議なことなのですが、娘に対する愛情は、ただ単純に生活的な面だけを通じて愛情を注いでいるということだけではないようです。骨から湧き出るような愛情になっているのです。切ろうとしても切ることができず、忘れることなど一生ありえない程の絆になります。生命の余力が残っている限り、私は愛情を注ぎ続けるのであろうと思うのです。それが、家庭生活で感じることなのです。