2010年2月22日(本部長通信838)

手塚グループの理念 家族(12)

道場で見学する両親の姿を見ると、子供に関して、小便をしたり、大便をしたり、鼻をたらしたりする子供たちなのですが、等しく、ただひたすらにかわいく愛らしく思っているのです。両親のまなざしの視線には愛情が染み込んでいるのです。理由は愛で生まれた道場生達を、憎いと思わずひたすらかわいいのは、父母の愛で生まれた分身だからでしょう。
ところで、愛する人が真剣でなく、消極的であると、どれだけ気分が悪いか考えて見ましょう。子供たちは一生懸命稽古をするのです。両親の願いを受けて真剣です。さらに、人はいつも刺激が必要です。いつも食べるご飯も、食べるときにおなかが空いていてこそ新鮮であるのです。子供たちに対する愛情のあり方も、愛することに渇望して満たされるのです。
それゆえ、子育ては真剣勝負ということになるのです。手を抜くことなどできないのです。我が子に対する真剣な思いが、更なる子供たちの成長を促すということをしっかり自覚していきましょう。
 しかし、師範が子供たちに対応するとき、心で愛するといってそれだけで良いものではないと思うのです。もちろん力だけでも駄目でありことは当然なことです。子供たちを愛するとき、力で胸に抱いて保護しながら心尽くすときに、子供たちに本当の幸福を与えることができると思えるのです。当然親子においても実感すべきことなのです。