2010年2月14日(本部長通信830)

手塚グループの理念 家族(4)

 愛の欠如が不幸を宿すという結論です。愛情の形態を単純に父母、夫婦、子供との関係において現れてきます。この三つがどのような形であれ結合するときに人間に幸せがやってきます。このグループは道場にはできるだけ父母に見てもらうようにしています。幸せの実感をしてもらうのです。子供だけに空手を教えるという事は当たり前のことで、それ以上に付加価値をつけます。それが、親子の対話なのです。
 何故ならば、ここで、母がいなければ、いない分だけ不幸という事です。当然父についてもそうなのです。父のいない人にとって父のいる人を羨ましく思うのです。ちょっと考えるのですが、幸せという事は、羨ましいものが無い状態なのです。父、母、子供の三数合体で幸福の実感です。その環境を道場は空手という手段を通じて提供するのです。
 夫婦がいくら仲良く暮らしていたとしても、子供がいなければやはり不幸なのです。家族がそろっていなければやはり不幸なのです。そういう意味では、家族というものは幸福を保証するのです。
 幸福になるために、夫が必要であり、妻が必要であり、子供が必要であるのです。そうしなければ、心が上にも行けず、下にも行けず、横にも行けず、四方にも行くことができないのです。自分に父がいて母がいて兄弟姉妹がいれば、まさにラッキーセブンの完成です。
 ある意味で、幸福は家庭編成を標準にしようとしているという事を発見するのです。これが、幸福の法度なのです。手塚グループの基本形は世界中を家族に置くというこの発想は限りない発展性を秘めた理念なのです。日本も、世界もこれから益々家族が増えていくことになりそうです。
 今年になって、ヨーロッパでは参加国が加盟を申請してきました。アジアでは香港、日本では、福井と広島が加盟したいという事です。