2010年2月10日(本部長通信826)

人生の生き方

 娘と朝の活動をしてきました。雨、時折雪です。天候は徐々に寒くなるということなので、朝が一番高い気温という寒い一日になりそうです。途中、家により、母を病院に送るのです。孫と母の会話が途切れません。いい雰囲気で、4月からの自動車教習所の話が出て、母が少し援助してくれるということになりました。
 息子を思う気持ちもさることながら、孫に限りなく心がいく母を見ながら、直接育てられた私には限りなく厳しいしつけが、優先しているのにもかかわらず、孫となると、何でも与えてあげたいという母の心配りが、新鮮に映るのです。
 私の場合、両親から受けた教育は、実に厳しいものでした。小学校5年から新聞配達をし、全ての給料は母に手渡し、小遣いなど貰ったためしがないのです。子育てに関してその伝統を受け継いで、一つの例として、子供たちは3歳から極真空手を強制的に習わせ、親から受け継いだ厳しい教育を実践してきたのです。
 子供たちが成人しようとする今、私は親父として子供たちの自立を考えながら育てているつもりなのですが、母から見ると目に入れても痛くない存在なのです。私の子供たちは、間違いなく、子育てに関しては、厳しいしつけをしながら教育するであろうと予測するのです。なぜなら、子育ては、育てられたように育てると聞くからです。
 しかしながら、親父としての私は、孫に関しては、無条件に愛情を注ぐような気がします。私が母に、子供たちを甘やかさないでという言葉は、一度も言ったことは無いのです。何故ならば、やはり、私が母の心を思うからなのです。