2010年2月9日(本部長通信825)

人生の生き方


 今日もすがすがしく、朝の出発です。ヨーロッパに一週間滞在して感じることは、英会話は必須であるということです。間違っても日本語は通じません。レストランにてサービス精神で利益向上のために語りかけてくれるにすぎません。今回50歳の手習いの方向性を見出したということです。
 朝に、社会福祉協議会からの予算の件で会長に連絡です。昨年の予算で5万円少なく配分された件についての苦情でした。将来の子供たちに夢を託すべく、小学校と中学校で、渡辺博先生と、菊池文博先生に公演をして、非行に走らせないための予防なのです。
 地味な歩みですが、罪に陥って、少年院や鑑別所さらには、刑務所にお世話になる人を出してはいけないし、ある意味で更生保護よりも、水際作戦を行って保護司の立場からの予防の歩みなのです。
 もっとも子供たちに指導したいことは、罪を犯さず、影のない人生を生きてもらいたいということです。私が保護司をさせて頂く心得は、個人の私的な気持ちを少なくして、もっとも必要な人のために、公益として尽くそうとすることです。
 これは、孔子や釈迦、イエス、マホメットなど、古今東西の聖人が語る内容です。誰も知っていても、あまりありふれているので、その内容を実践するとか、その価値を見出さずに過ごしてしまいそうです。しかし、いくら歳月が過ぎても、世の中が変わっても、このことだけは変わらないのでしょう。
 世界が急速に変わっても、このことは人が生きていくうえで、本質として変わらないのです。それゆえ、保護司を続けていくことは、聖人のつもりで、できるだけ、人のためになる人生を過ごしたいと思うのです。