2010年1月23日(本部長通信797)

人生の原点を自然に見る(12)

 未来はどうなっているのでしょうか。宇宙か、海の空間を開拓するしか無くなってしまいます。今日は、風は穏やかでしたが、寒い朝です。長女の娘と一緒に、今日は活動です。親を思ってなのか、それとも小遣い欲しさか動機は定かでありませんが、手伝ってくれるのです。車の中で話が弾みます。私の心と娘の間に虹が架かりました。
 多くの人に、極真空手を伝承したくて始めた道場運営でありますから、それなりに娘から手伝うといわれると目頭が熱くなります。日本人の誇りを呼び覚ます武士道が詰まっています。その中に、あらゆるエネルギーの源が武道精神として息づいているのです。
 今のミッションは、ヒマラヤを越えて行く、鳥のようにならなければならないと思っているだけに、娘の提案は心にしみます。私が何故極真空手にこだわっているかと言うならば、人々が行く平和の道を開くための鍵があるからだと感じているからなのです。
 つまり、幸せに暮らすベースを築くための家族モデルなのです。何故、空手道が幸せに暮らすということなのでしょうか。簡単に一日三食、家族で、ご飯をおいしく食べることが幸せの原点です。健康な生活をし、健全な一生を送ることが幸せに暮らす原点です。そして、世界を舞台にして自分の望むとおりに暮らすことです。そのような家族基盤が極真会館の思想にはあるのです。
 今後家族を大切にして、武道精神に身を包み、健全な心身を所有することが問題です。これからは地球村の時代です。そのような心身であるならば、冒険をすることができるし、さっと道着に着替えて、肺に酸素を吸収するごとく、新鮮な生活にしてくれます。
 次世代は、すべてコンピュータに駆使された機械がしてくれます。人がすることが少なくなります。ボタン一つ押せば自動的に快適な生活ができるのです。何も問題もありません。最近の旅客機も全く同じです。コンピュータだけ作動して、以前航海したコースにしたがってそのまま進んで行くのです。ですから、極端に何をしても目的地に到着する時代に入っているのです。
 そういう意味では、昼寝をしてもいいし、愛する妻と会話をしても一向に構わないのです。人がするよりも正確に電子装置がすべて手落ちなくしてくれるのです。自然の美しさを満喫しながら、写真を見る以上にすべてを満喫する生活が待っているのです。