2010年1月22日(本部長通信796)
人生の原点を自然に見る(11)
寒い一日ですが、良く晴れています。窓から眺めるのですが、気持ちのいい一日になりそうです。近代文明は、明治維新より、私たちの世代までやってまいりました。これからどうなるかなのです。
昨日は、社会を明るくする運動の新年会で、心置きなく話せる雰囲気作りに徹していました。自由に何でも話せる雰囲気作りは、重要なホストの役割です。心を開いた会合になっていたのかどうか、自分に対して反省点がいくつもありました。
ところで、日本は、島国です。イギリスと同じです。イギリスのことを研究したことがあるのですが、世界の版図を築くために、ローマの文明を受け継いできたからなのです。ローマがイギリスを占領するまでは、野蛮人の集まりでした。さらに、この国の殆どの人たちが海賊の子孫であったのです。文献には人々は風呂にも入る習慣が無かったと書かれていました。
イギリスは、ローマの文明を受け継ぎ、海洋文明圏を中心として世界版図を拡大したということです。その繁栄の起点が聖公会なのです。ローマ教皇庁が腐敗する中で対抗するピュウリタン革命ということなのでした。
そこで、日本はというと、西洋文明をまねしたのです。法律はローマのものを、軍隊はドイツのものを、文化はイギリスをまねしたのです。日本の左側通行もイギリスのまねです。すなわち日本の文明は模倣文明ということになります。
ところが、今、中国が日本を模倣して、日本を越える勢いで迫っています。一億以上の中国の人たちは富裕層というのです。それは、危機意識を持たなければならないということです。イギリスへ行ってみると日本の三十年前のような町並みです。もう一度精神態度を正して、日本を背負う青年を武道精神で育成するのが私たちの義務であると確認するのです。