2010年1月21日(本部長通信795)

人生の原点を自然に見る(10)

  かつて日本がハワイのパール・ハーバーを攻撃し、アメリカとの対戦勃発となったのです。その背景には、大東亜共栄圏という方向性で、侵略をした韓国・中国を保護することが不可欠との結論で、真珠湾を打った歴史とみるのです。
 今、56年間生きてきて、自分の人生観から分析してみると、当時アメリカは日本に対して昔のインデアンのように征服してしまう領土のように考えていたのではないでしょうか。アメリカで勉強した留学生たちが受けた屈辱があったと思うのです。「今に見ていろ!十年後、二十年後、必ずや乗り越えてみせる」そこで、追い越せ追い抜けということが合言葉になって日清・日露の戦争で勝利し、さらに、アメリカに負けない大国を目指して、大東亜共栄圏という大国を目指したのです。ある意味で後発組の日本の敗北は。真珠湾をきっかけに敗北したのです。しかし、敗戦から立ち上がった日本は、かつての挑戦状を叩きつけた日本ではなくアメリカとの融合と調和で発展する道を選んでいるのです。
 その意味では、ハワイは日米同盟の教訓の原点と見ることができるのです。日本の国のあり方の方向転換を示す重要な島であると思うのです。叩きのめされ、打たれ、原爆も落とされ、GHQに占領され、そして新しい道を国づくりの原点です。そして、やってはいけない真珠湾攻撃ということになります。 
  話は変わりますが、私個人としては、夫婦でハワイに住んでみたいものです。そこは、地上の楽園のようなところです。家も建て、船を買って、海で釣りをして過ごせれば最高な老後の生活になるのです。
 ハワイは一年間、四季を通じて雨が降らないし、温暖な気温でいつも変わらないのです。ここは、春夏秋冬季節が一つの谷間のようで、皆調和してしまっています。最初にハワイを尋ねたのは、ハワイ島でした。開発は遅れている島ですが、それゆえにのんびり過ごせたような気がします。有名なコナのコーヒー園が広がっていて、静かな海岸にホテルが立っているのです。
 海岸を挟んでホテルが海と調和しながら、すぐに水着に着替えて泳げるのです。波はいつも静かで風がやさしく包んでくれます。ちょっと足を伸ばせば港です。すぐに船に乗ってマグロ釣りに出かけることができます。
 漁法はトローリングで、疑似餌の漁具を走らせながら魚の食いついてくるのを待ちます。私の竿に早速あたりがあり、一メートルぐらいのシイラがヒットです。魚がどうのこうのというより、心地よい日差しを浴びながら何日か釣り三昧でした。
 次回のハワイへは、マウイ島でした。ワイキキの浜辺はここかとキョロキョロして周りを見渡せば、美しい女性が日光浴です。目の置き場に困ったのでしたが、何日かすると慣れてしまうものです。
 毎日が同じ気温、同じ晴れの気候なのです。年齢を重ねて妻と一緒に過ごしたい第一候補の場所がハワイです。