2010年1月18日(本部長通信792)

人生の原点を自然に見る(7)

 朝の冷え具合が肌を刺します。梅田川の両端の浅瀬は氷が張っているのです。朝日に敬礼しながら、活動開始です。それにしても、政界は大変なことになっています。小沢一郎と検察という構図から、民主党を巻き込んで「対決」になる様相を呈しています。
 政治資金規正法に則って記載しなければならない会計上問題を、意図的に経理処理しなかったのです。さらに、資金の出処と政治団体の資産を明確にしないのです。これは、小沢幹事長の資金隠しであることは間違いないと思われても仕方がありません。策略的戦略であると思わざるを得ないのです。さらに、政治団体は資産を所有できないことから覚書を偽造して、政治団体が解散したときに、本人の所有になるようにするなど、巧妙な一面を覗かせます。
 普通考えても、そのような会計処理をするということは、企業からの裏金の可能性が出てくる可能性もあるだろうし、ある意味で、三人の逮捕者の中から真実が見えてくるのではないかと感じられます。さらに、小沢幹事長からの直接の事情徴収がなされなければ、核心に迫ることはできないのではないでしょうか。それにしても、過去の闇献金のすべてが国民の前に顕にされて、「政治と金」の問題が国家権力「検察」の正義という名のゆえに明確にされるのです。
 政治の話とは違って、私の場合「利権」を優先して歩む人生ではないのです。空手道という一生貫ける道を歩んでいます。このような事件と違って「利権」はないのです。この空手道は無理やりやっているのではないのです。喜びを感じながら実践しています。誰かに「しなさい」といわれてやっているわけでもないのです。せざるを得ないのです。
 若いときから寝る時間も惜しんで稽古に励んできたのでした。そこには、「利権」が介在しないのです。私自身が喜ぶ中で、道場生一人ひとりが喜んでいるのです。あくまで「利権」を目的として空手道を推進しているのではないのです。むしろ、人生の何たるかを多くの人々に与えながらこの活動をしてきたのです。この生き方が自然と調和した生き方であると確信しているのです。