2010年1月17日(本部長通信791)

人生の原点を自然に見る(6)

 地震・雷・火事・親父とよく言ったものです。特に地震は、阪神大震災の傷跡の報道番組が痛ましく、悲しみを誘うのでした。数日前にはハイチでの地震が20万人以上の死者が出ていることで、自然災害がもたらした悲しい出来事です。地震だけは人間の力ではどうすることもできないのでしょうか。ある意味で突然の審判のようにも思えます。
今日は日曜日であり、雪交じりの天候も朝だけで、お昼ごろからはよく晴れています。 今日も気晴らしに、寒いのですが仙台空港近くの海岸を歩くのです。自然は心を癒してくれます。海岸に来て感じることは実に海は単調です。しかし、その内容はどれほど複雑かわかりません。つまり、海底はどうなっているかなのです。
 また、資源的にも、陸地の三倍以上の資源が眠っています。中国とのガス田開発もそのひとつでしょう。海には、無尽蔵の宝があるのです。つまり、人の大好きな宝物があるのです。
 かつて二百年以上も前、アメリカの開拓時代に、西部の鉱山を見つけるために危険を顧みずに、突き進んでいった歴史がありました。その時、冒険をして、勇敢に挑んで、勝ち残った人たちが所有する特権を得たのです。冒険をして、危険を冒して何度も山を越えていって始めて手に入れることができたのでした。まさにゴールドラッシュということなのでした。
 ところで、海に関して今までは、船が行ったり来たりするための航路を手に入れる争いをしてきた歴史であったのです。しかし、これからは海の開発が進むにつれて、海の資源を所有する闘争時代が始まろうとしているのではないでしょうか。東シナ海ガス田共同開発はその第一歩のような気がします。