2010年1月16日(本部長通信790)

人生の原点を自然に見る(5)

 朝4時半起床、あまりの寒さにまた布団へ入り込みました。しかし、気を引き締めて車に乗り込んで、今日の活動をしたのです。道路はアイスバーンで、小雪が降る中で最悪の環境なのです。事故だけ起こさないように慎重に運転しながらの活動でした。
 さて、手塚グループの理念は「自然」というテーマが三本柱の中にあります。自然の中に無尽蔵の食糧があるのです。当然今まで自然の恵みということで食糧は満たされてきましたが、これからの人類はもっと開拓しなければ増え続ける人類を満たすことができないのです。
 日本の食糧問題を解決するには、当然の農地を有効利用して自給率を上げていくことが必要であるのです。中国からの輸入食糧だけに頼ることを好ましくないと考えるべきです。そうだとすれば、日本が食糧問題を解決する鍵を「海」に求めていくのが最善であろうと考えるのです。
 特にキーワードとしては、「養殖」ということではないでしょうか。海の中での養殖は、海の中に魚の住む高層マンションを建てるようなものです。漁礁すなわち、魚の高層マンジョンの建設で、日本の国民はもとより、有り余った海洋資源は輸出していけばよいのではないかとも考えるのです。
 さらに、一匹の魚が何百万個の卵を産むのです。今は漁船で世界中の海から取って日本に運んでいるのですが、これを人工的に保護すれば、原材料である魚は無制限に存在するということになります。今の時代は、マグロでもなんでもいくらでも養殖できる時代に入っているのです。人類の食糧問題の解決の糸口がここにもあるのではないかと考えます。