2010年1月14日(本部長通信788)

突然のアクシデント

突然のアクシデント
 昨日忙しくしていたのです。長町教室の指導に当たっていた時、安斎師範から緊急連絡が入ったのでした。A先生が倒れたという知らせでした。芸能人のスティーブ池田さんとミーティングを持っている最中でした。東金のファミリーレストランで、昏睡状態に陥っているのです。さらに、身体が硬直し始め、舌が巻き上がり、心臓が止まりそうになっているという知らせが入ってきたのです。
 大変な事態になっていることで、教室を閉鎖して向かおうと思ったのですが、役割はきっちり果たさなければならないと心に止めて、長町教室と、本部における壮年の教室を平静に装いながら指導したのでした。その心は早く会長の容体がどうなっているのか、生死の心配が気持ちを去来するのです。
 第二報の連絡があって、東金の脳外科から脳内出血とのことでした。千葉の鎌ヶ谷総合病院に移されるのです。救急車で搬送されることになったということでした。私としては東金の田舎では処置ができないので、都会への搬送になったと理解して心は穏やかでなくなりました。
 新幹線ではもう既に最終が出発した後なので、夜行の高速バスを利用することにしたのです。バスターミナルの出発直前に、安斎師範から連絡が入り、血色もよく、話もスムーズに出来て、後遺症らしきものはないという情報でした。
 しかし、電話で話されても、会って見なければ心配なものです。11時に高速バスは出発して、車中寝ることもできず、千葉駅に到着、そこから、新京成線で本鎌ヶ谷に到着して、病院に直行です。午前5時半過ぎA先生の病室に入って、如何なっているかの面会に臨みました。
 話しかけると、笑顔で答えてくれるではありませんか。心配は吹き飛んでしまいました。一緒に歩んだ十数年の歴史が脳裏を横切りながら安堵の気持ちが湧きあがってきたのでした。それから、夕方まで一緒に話したり、うとうとしたり、会話を重ねながら、尊い師をさらに大切にしていこうと気持ち新たに、帰宅の途に着いたのでした。