2010年1月10日(本部長通信784)

鏡開き

 今日は元気フィールドにて鏡開きと寒稽古でした。一年の始まりであり、出発なので多く家族が参加していました。黒帯のスタッフ陣の勇壮たる姿と、それを目指していこうとする道場生の融和がなされていました。
室内で準備運動と基本稽古、外のフィールドでは移動稽古と約束組み手が行われました。新しい年に相応しい晴れやかな天候と熱気があふれた会場は、道場生の今年一年の決意の場となっていました。
 これからの青少年が準備しなければならない内容は、次の世代を生きていく力を備えることなのです。ひ弱な体格とマインドでは、埋もれてしまうばかりです。これからは次の未来を背負う青少年は武道精神を備えた気骨がなければならないと、師範としては感じるものがありました。
 これからの青年は社会をリードしていかなければならないのです。次の世代の主役になっていく人材にならなければならないのです。いくら良き時代がきていても、道場生が準備してなければチャンスはつかめないのです。
 これからの世代を担う道場生を教育する自信があるからこそ、こうして極真会館を名乗っているのです。容易いことではないのです。私の本心ではこの道場生が主役となって社会をリードして欲しいばかりです。
 世間は、自分の能力の埋蔵量を無限大に生かしてこそ渡っていくことができるのです。無限な能力の埋蔵量を最大限発掘するのが空手道であると実感しているのです。青少年の意欲の少なさに危機感が日増しに迫っている今日なのです。
 人類が生きるも滅びるのも、文明社会がそのまま暗礁に乗り上げてしまうのも、青少年たちに委ねられていることを感じ取らなければならないのです。本当の担い手を残すことができるのも私たちの責任であると自覚しながら鏡開きを無事に終了させてもらいました。