2009年12月27日(本部長通信770)
師範の思うこと(6)

 宮城野区は、クリネックスタジアムの楽天の野球をみるように、全国にテレビで放映され始めています。地域が全国化していく現状は有難いことです。さらに、大型ショッピングが、幸町、東仙台、新田 仙台港方面に展開されています。
 仙石線も、青葉通りから、陸前原の町まで、地下を通るようになり、それに伴って仙台近郊の交通の便が断然に良くなってきています。さらに、仙台駅東口の都市計画が順調に進み、区画整理された土地には大型マンションが立ち並ぶようになってきています。都市化が進むとともに、確かに便利になりました。インフラの整備が急激に整えられてきている現状は、今まで多くの諸先輩方の取り組んで下さった結果であると感謝しています。
 しかしながら、都市化が進みにつれ、利便性は整ってまいりましたが、地域の連帯、コミュニティが薄れてきている状態はいがめないのです。そこで、地域の活性化は、これから次の世代を担おうとする子供たちが主人公であると私は考えます。家族でも、子供たちを中心とすると、とても円満にいきます。年よりも、夫婦も、一緒になって子供たちを応援するではありませんか。
 その意味では、これからの地域の活性化は、幼稚園、小学校、中学校といった学校教育を地域の人々が、手に手を取って励まし、守り、いつくしみながら協力してこそ成り立たせなければならないと思うのです。学区民の運動会はもとより、防犯、消防における地域の協力も子供たちのいる学校単位での集合が必要であると思うのです。
次世代を担う子供たちを中心にしてこそ、地域の活性化はなされるのであり、そこに、お年寄りや、ご夫婦、兄弟姉妹といった家族の関係をより親密にもたらせるのが政治であると考えるのです。家族社会の範囲の拡大こそ政治の力だと主張させていただきます。私たちの社会は家族社会であってこそ、より良い未来を目指せたのであり、これが根幹に置かなければならないことなのだと主張させていただきます。