2009年12月26日(本部長通信769)
師範の思うこと(5)
最近、更生保護宮城県大会で受賞に預かってさらなる決意をさせていただきました。この故郷宮城に何を残せるのか深く検討することになったのです。それは、世代間の交流ということになります。年配を尊敬し、培った技や技術を無理なく継承できる環境づくりを私は願われていると直感しているのです。
子供たちに、指導できる環境を残すことに立ちあがって欲しいのです。世代の分断化が進むように、合理主義、能力主義だけが強調され、能力があるかのごとく振る舞う若き青二才が幅を利かすようでは、地域の伝統が消えてしまうと感じているのです。
お年寄りとい言われる人の中に、素晴らしい先祖から受け継いでいる伝統が息づいているのです。確かに、科学文明が発達し近代文明が頂点に達しようとしていますが、それは、あくまでも、環境内容であって、年配の方々が培ってきた心情世界とは別物なのです。
特に感じるのは、年配方が持っておられる知恵です。素晴らしいものがあるのです。その継承をしていく為の、サークル作りを推進してもらいたいのです。